【あおなみ線】SLあおなみ号運行(2月16日)
16・17日の両日、あおなみ線・名古屋駅~名古屋貨物ターミナル駅(中島駅に隣接)間で「SLあおなみ号」が運行されます。
今回は名古屋市が打ち出している将来的なSLによる観光資源構想の一環として実験的に走行させるもので、
定期運行を目指すうえで必要なコスト・設備面の課題、騒音や煙による沿線環境への影響も併せて調査しています。
SLあおなみ号はJR西日本梅小路運転区所属のC56 160号機(北陸本線の「SL北びわこ号」で使用)と
12系客車3両(同網干総合車両所宮原支所所属)、DE10 1118号機(梅小路運転区所属)により運行します。
設備の関係で、名古屋貨物ターミナル駅方向はC56 160号機、名古屋駅方向はDE10 1118号機牽引による
プッシュプル方式となっています。
両日撮影するのもいいのですが、仕事の関係もあり、16日のみの撮影と相成りました。
2回目運行時、JRタワーズ・ミッドランドスクエア・スパイラルタワーといった名駅地区の高層ビルをバックに走行する
SLあおなみ号を撮影しましたが、ご覧の通り、JRタワーズの上層部が煙で隠れてしまいました。
C56 160号機の先頭にはヘッドマークが付けられていましたが、デザインはささしまライブ24地区イベント会場の
ステージバックに描かれていたものと同じものです。
そして12系客車の乗降部に掲出されていたサボも今回の実験走行用に作製されたものです。
3回目往路は同じイベント会場内でポイントを変え、ルーセントタワーも入れた構図で撮影しましたが、
各タワー上層部が煙隠れせずにはっきり見える1枚が撮影出来て満足しています。
SLは田園風景や山沿いを走行するパターンがほとんどで、高層ビル群が立ち並ぶ都市部を走行するのは
めったにない事もあり、イベント会場は見物客が多く、名古屋市の調べで18000人余りが見学に訪れたそうです。
今回の試験走行は賛否両論ありますが、良くも悪くも話題作りに一役買っている事は間違いないと思います。
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